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【キネマ旬報×映画24区】映画教養講座
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概要
『キネマ旬報』創刊100周年を迎えたキネマ旬報社と、これまで映画製作と並行してプロの映画人育成のために邁進してきた映画24区がタッグをくみ、新しい映画人の教養講座がスタートしました。
映画俳優を目指す方ばかりでなく、映画に関わるすべての方にとっても大変興味深い内容となっております。ゲスト・講座内容は毎回異なります。ぜひ皆さまも楽しみながら学んでください!
5月10日(月)16:00~17:30
ゲスト:キム・セイル(俳優・演出家・演技トレーナー)
「韓国映画界・演劇界の躍進を支える俳優の技術」
2019年に行われた第72回カンヌ国際映画祭では、映画「パラサイト 半地下の家族」が韓国史上初の最高賞パルムドールを受賞し、第92回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、国際(長編)映画賞を制覇し、世界中を席巻しました。 また、『愛の不時着』『梨泰院クラス』など世界的な人を誇る韓国発のオリジナル作品を発表してきた世界最大級の動画配信サービスNetflixは2021年、韓国発の作品におよそ520億円を投資すると発表しました。
世界的に韓国映画が評価されている背景やそれを支える俳優たちの技術について、韓国の演劇や演技訓練に精通されている俳優・演技トレーナーのキム・セイルさんをお招きし、最前線で活躍する韓国俳優の演技を分析も交えながら、検証していきたいと思います。 そして、現在、大きく差をあけられた感のある日本映画界・演劇界において、若き俳優たちは来たる将来に向け、今、具体的に何を準備しておくべきか考えていきます。
4月1日(木)16:00~17:30
ゲスト:森 直人(映画評論家)
「俳優必見!あなたの感性にあった新進映画監督を探そう」
21世紀、令和時代。前世紀は撮影所の助監督から映画監督が誕生していましたが、現在は撮影機材や編集機材のパーソナライズにより、どんな経歴の人でも映画監督になれる時代になりました。作品世界が自由な発想で、スピーディに、なおかつ大量に構築される今、俳優には自分の「感性」を見極めた上で、どの監督にアクセスするかを考えることが、とても重要になってきています。それは、どんな作品を創作したいのかという明確な言葉を持つことであり、それなくしては、創作現場で監督と対話することができません。
『21世紀の女の子』のプロデュースに参加した映画24区は、『キネマ旬報』やYouTubeチャンネル『活弁シネマ倶楽部』などのインタビュアーとして活躍する映画評論家・森直人さんをお招きし、映画界の新しい潮流を担っている20代から30代の新進映画監督について研究する講座を実施いたします。この講座であなたが創作に参加したいと思う監督をぜひ見つけてください。
日程
2021年4月
4月1日(木)16:00~17:30 オンライン講座
※アーカイブ映像視聴期限:4月3日(土)12:00~4月13日(火)12:00
2021年5月
5月10日(月)16:00~17:30 オンライン講座
※アーカイブ映像視聴期限:5月12日(水)12:00~5月31日(月)23:59
講座概要
ゲストプロフィール
森 直人(もり・なおと)
1971年和歌山市生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』(フィルムアート社)、『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。『週刊文春』『朝日新聞』『メンズノンノ』『Numero TOKYO』『キネマ旬報』『映画秘宝』『シネマトゥデイ』などで定期的に執筆中。YouTubeチャンネル『活弁シネマ倶楽部』でMCを担当している。
キム・セイル
韓国・釜山生まれ。2001年韓国・慶星大学校演劇映画学科卒業。1997年韓国にて自ら立ち上げた演技訓練所「Seil's academy」にて若手俳優を育成。その多くが映画、舞台で活躍中。文化庁の「海外芸術家招聘研修員」として2003年来日。日韓の演劇、映画に多数出演。東京大学大学院にて俳優の演技論に関して修士学位を取得。同大学院博士課程単位取得満期退学。現在は俳優活動の傍ら、日本の俳優育成や日韓演劇・映像のプロデュースも手掛ける。Miryang Summer Art Perfomamance Festiva2012で作品賞受賞。劇団“世 amI(セアミ)”主宰。
三谷 一夫(みたに・かずお)
1975年兵庫県生まれ。映画24区代表・映画プロデューサー。関西学院大学を卒業後、東京三菱銀行にて10年間、エンタテインメント系企業の支援などを担当する。2008年「パッチギ!」「フラガール」を生んだ映画会社の再建に参加。2009年に「映画人の育成」「映画を活用した地域プロデュース」を掲げて映画24区を設立。最近のプロデュース参加作品に『21世紀の女の子』や全国の自治体とタッグを組んだ『ぼくらのレシピ図鑑』シリーズなど。著書に「俳優の演技訓練」「俳優の教科書」(いずれもフィルムアート社)がある。映画24区が運営する「映画24区トレーニング」において、2020年10月より「脚本読解力」「映画教養力」の強化を中心とした俳優向けのオンラインサービスを開始。