俳優のための短期集中合宿
初心者向け・経験者向け・芸能事務所オーディションあり

映画俳優は、「脚本読解」「映画教養」を中心とした、日頃からのインプットによる訓練が何より大切であることは皆様にお伝えしていますが、一方でその成果を具体的なアウトプットに置き換えてみる訓練も必要です。後者の訓練は、短時間の通学型レッスンではお伝えできる情報量も少なく、具体的な成果も出にくいため、合宿形式を採用しました。技術面の向上だけでなく、俳優としての視野を拡げ、今後の方向性や具体的な課題・対策を講師と共に探っていける場になれば幸いです。皆様と直接お会いして共に切磋琢磨できることを楽しみにしています。

近年は映像資料を見てキャスティングする機会が増えているように思います。しかし、あまりに短い出番であったり、一言だけのセリフで、適任かどうか判断するのは大変難しいものがあります。「もう少し、芝居しているところを見たいのに」と思うことはよくあります。今回の合宿では、そういったニーズに応えうる「実用的な映像資料」を制作したいと思っています。

「学園ドラマ」や「刑事ドラマ」、「お仕事ドラマ」や「OLもの」など、汎用性の高いドラマ・映画の架空のシナリオ（抜粋シーン）を数本用意します。その中から、参加者には、自分の年齢や見た目に無理のない役（基本的にメインキャスト想定）を複数選択してもらいます。実際の撮影現場と同じように演出し、カット割りをして撮影します。できるだけ個人の魅力がいきる演出を心掛けます。プロのカメラとマイクを使用し、撮影した映像を、専門のスタッフが編集し、整音して仕上げます。各自、2役（2場面）以上は撮影できるようにします。じっくり芝居を見せられるサイズの映像になりますので、実用性は高いと思います。

ただ、撮影はかなりのスピードで行いますので、芝居のスキルに自信がない人には不向きかもしれません。制作するのはあくまでも、「実用的な映像資料」ですので、実力以上の映像資料にはならないことをご理解下さい。配役は事前に発表し、セリフをいれてくるのは勿論、各自役作りと必要な準備をしてきた上で、合宿に来てください。わからないことがあれば、どうぞ事前に質問して下さい。
　　　　　　　　　　　　　吉田康弘

特徴1：＜俳優1人1人に焦点をあてた撮影＞
合宿1日目は、撮影のリハーサルを監督とワークショップ形式で行います。夜はセルフプロモーションの指導を行います。合宿2日目は、実践現場に近い疑似環境の中で、俳優1人1人に焦点をあてた形での映像資料の撮影を行います。※衣裳・メイクはご自前となりますが、事前にチェックさせていただきます。

特徴2：＜合宿に備えた事前のオンライン講習＞
短期合宿の精度をあげる為に、事前にオンライン（3時間）による講習を行いますのでご参加ください。開催日のご都合のつかない方はアーカイブ配信で視聴いただくことも可能です。講習では、主にセルフプロモーション（自己紹介）の指導を行います。

特徴3：＜成果物としてプロフィール映像を制作＞
合宿後、撮影した映像（①自己紹介②演技③オフショット）の編集・カラーグレーディング・整音作業を専門スタッフが行います。更に1本のデータ（3～5分程度）に纏め、第3者が視聴しやすいようにテロップやタイトル・音楽等を差し込み、最終的に各々の「プロフィール映像」として、参加者全員にご提供致します。お渡しの形式は編集可能なMP4データ、PCやスマホで閲覧しやすいYouTubeの2種類をご用意します。皆様の今後のオーディションや営業時の資料提出、HPやSNS上のPRでも使用可能ですのでご活用ください。

特徴4：＜映画24区トレーニングチャンネルに掲載＞
合宿で撮影した「俳優の映像資料」は映画24区トレーニングチャンネルに掲載し、多くの映画監督やプロデューサーに視聴いただける機会を提供します。

＜カリキュラム＞
　〇自己紹介指導　／　講師：三谷一夫（映画24区代表・プロデューサー）
自分自身のことにどこまで意識的であるか、また人に具体的に言葉で伝えることができる力があるかを学びます。今後のオーディションに備えた実践的な訓練です。

　〇演技中級・撮影実習　／　講師：吉田康弘（映画監督）
映像の現場で通用する演技力を養い、映画の５番手、６番手に食い込めるレベルを目指します。今後のオーディションPR活動に活用できる個々の「俳優の映像資料」を作ります。

　〇オリエンテーション
合宿の目的を確認したり、訓練の成果を振り返り、個々の課題・問題点を整理する時間となります。講師だけでなく24区のサポートスタッフや仲間から学ぶ貴重な時間となるでしょう。